「……あっ…あ、ん……」



軋むベッドの上で、偽りの声を無理やり出す。


月に一度の、秀(シュウ)とのセックス。


するたびに確かになるもの。




秀は私のことを、もう愛してはいない。



だって、

キスをしてくれないから。