「あっ、今お腹蹴ったよ」 「え!?本当?どれどれ」 紫音は、私のお腹に片方の耳を当てながら、お腹を優しく撫でた。 「沙絢のお腹の音って、幸せの音がする」 紫音の言葉は、今も私をときめかせる。 何年経っても紫音は、紫音で。 私を変わらず愛してくれる。