私と、紫音が結婚をしたとき、天音は、「弟に先を越された」と言って、相当悔しそうにしていた。 「相手は、秀か……」 私は出席に丸をつけた。 こうして、二人が結婚して幸せになったことが、何よりも嬉しかった。