ドキンドキンと胸が高鳴った。



「俺ね、沙絢が俺のこと好きになってくれて、感謝してることがあるんだ」



「え?何?」



「出会った日は、俺にとって最低最悪な日だった。

だけど、沙絢と過ごす日が重なるたびに、その日は人生最高な日に思えて、仕方がないんだ」



紫音の言葉がとても嬉しかった。