「姉ちゃんは、昔から欲しいもんがあると、手に入れるために本気になった。 たぶん、そのこと話したら、今の自分なんて簡単に捨てて、秀さんについていくと思う」 紫音は、まっすぐ前を見つめてそう答えた。 「本当?」 「本当。沙絢も分かってるでしょ?」 「まあ…確かに」 「ね?なら決まり!」 紫音はそう言って、ソファーから立ち上がった。