「あ…そう……。嬉しいけど、なんか、複雑……」 「別に、そのことはいいの。気にしないで」 私は隣に座る紫音の頭を優しく撫でた。 紫音は、甘えるようにして、私の肩に自分の頭をもたれかけた。 「あのね、秀、東京に転勤するんだって。だから、天音と付き合うってことをためらってるみたいで」 「え…?姉ちゃんはそれ、知ってるの?」