【完】寂しい夜は、あなたに逢いたい。


「沙絢は、紫音に幸せにしてもらってるんだね」



天音は、白いブラウスを袖に通しながら、呟いた。



「天音も、秀に幸せにしてもらいなよ」



「して欲しいんだけど…なんだか分からなくって」



「考えさせて欲しいって言われただけで、フラれたわけではないんでしょ?」