【完】寂しい夜は、あなたに逢いたい。


「う…うわーん…うぅっ」



帰り道にいつも通り抜ける公園。


今日は、雨だから人がいない。


今日は、雨だから少しくらい泣いたって、声が目立つわけじゃない。



泪なのか雨なのか。



視界に何もはいっていないから、私の足は水たまりに躊躇なく飛び込んだ。