『昨日のこと、秀君から聞いたの。沙絢のところに、紫音が行ったことも。秀君、一度だけ見せた紫音の写真、覚えてたみたいで、すぐに分かったって』 「そう…今どこなの?送ってもらった?」 『うん。もう家に着いたよ』 「そっか。私、もう少しで家に着くから。着いたら連絡する」 『分かった。ありがとう、沙絢』