「あ、おはよーさおり。」
由依はいつもどうりだ。なぜか昨日のことがあってから夕斗と由依に顔、合わせづらい。
「お、おはよ。」
あいさつもそこそこに志亜のもとへ行く。
「ねえ、志亜。聞きたいんだけど。」
志亜に全てを話すとああ、とでも言うように話し始めた。
「由依、夕斗に結構本気じゃん?でも夕斗には他に忘れられない人がいるんだって。由依もそのこと知ってたみたいだけど、諦められずに告ったらしいの。
案の定、ゴメン。で終わりだったみたいだけど、由依がねえ。
何度も何度も告ったんだって。で、夕斗も折れて。
お前のこと素直に愛せない。それでもいいならって。
でも最後に夕斗、俺が好きなのはお前じゃない。って言ったみたいよ?」
由依……。
そんなことがあったなんて、気づかなくてごめんね?
「それで、夕斗が好きな人は誰なの?」
最後に、最後にこれだけ聞きたいの。夕斗は由依にそんなことも言えるほど向き合いたい人が誰なのか。
「近野麻帆。麻帆も結構攻めるよねえ。」
近野麻帆。
モテ女子で知られる天然系童顔タイプなんだよねえ。
男子が大好きな要素を全部取り入れちゃったって感じ。
「矢野さぁん?東条が呼んでるよ?」
噂の麻帆ちゃんとうじょーっ!
「ごめん、行けないって言っといて」
「はいはーい!」
この麻帆の甘い声がまた男子のハートをくすぐるんだね~。
「噂してると本人が来るって本当だったんだね~★ふっしぎぃ♬」
「志亜、そんなことより夕斗と由依はどうなっちゃうの?」
私には由依の気持ちはよく分からないけど、でも好きな人が自分じゃない人を求めてるどうしようもない悲しい気持はよくわかる。
私だってそうだもん。
ゆうきが求めてるのは、私じゃないってこと。
東条加奈を求めてるってこと。
ちゃんと由依と話して気持ちを知りたい。
二人の気持ちを。
由依はいつもどうりだ。なぜか昨日のことがあってから夕斗と由依に顔、合わせづらい。
「お、おはよ。」
あいさつもそこそこに志亜のもとへ行く。
「ねえ、志亜。聞きたいんだけど。」
志亜に全てを話すとああ、とでも言うように話し始めた。
「由依、夕斗に結構本気じゃん?でも夕斗には他に忘れられない人がいるんだって。由依もそのこと知ってたみたいだけど、諦められずに告ったらしいの。
案の定、ゴメン。で終わりだったみたいだけど、由依がねえ。
何度も何度も告ったんだって。で、夕斗も折れて。
お前のこと素直に愛せない。それでもいいならって。
でも最後に夕斗、俺が好きなのはお前じゃない。って言ったみたいよ?」
由依……。
そんなことがあったなんて、気づかなくてごめんね?
「それで、夕斗が好きな人は誰なの?」
最後に、最後にこれだけ聞きたいの。夕斗は由依にそんなことも言えるほど向き合いたい人が誰なのか。
「近野麻帆。麻帆も結構攻めるよねえ。」
近野麻帆。
モテ女子で知られる天然系童顔タイプなんだよねえ。
男子が大好きな要素を全部取り入れちゃったって感じ。
「矢野さぁん?東条が呼んでるよ?」
噂の麻帆ちゃんとうじょーっ!
「ごめん、行けないって言っといて」
「はいはーい!」
この麻帆の甘い声がまた男子のハートをくすぐるんだね~。
「噂してると本人が来るって本当だったんだね~★ふっしぎぃ♬」
「志亜、そんなことより夕斗と由依はどうなっちゃうの?」
私には由依の気持ちはよく分からないけど、でも好きな人が自分じゃない人を求めてるどうしようもない悲しい気持はよくわかる。
私だってそうだもん。
ゆうきが求めてるのは、私じゃないってこと。
東条加奈を求めてるってこと。
ちゃんと由依と話して気持ちを知りたい。
二人の気持ちを。
