「あ•••あん•••あぁん」


甘い声が乾いた広い部屋に響く。


「ハァ•••ハァ•••ほ••••••のか•••」
「せ•••せぇ•••んぁ•••あん」


好きでもないヒトとこんなことするなんて、私ナニやってんだろ?


もう、呆れるしかなかった。


でも、家へはどうしても帰りたくなかった。だからこうしてダレかを求めた。


「ほ•••の••••••か•••ハァ•••くっ•••」
「せ••••••せ•••も•••メ••••••も•••ダメ」



頭がフワフワして必死に彼にしがみついた。