《ピピピピ》

「ふぁ、もう朝か。」


みなさんご機嫌よう。
俺がこの物語の主人公?
になる予定の
執事〈冥土司ーメイドツカサ〉

俺は世界でも有名な財閥の
令嬢の執事をかれこれ10年している。

俺の家は、代々執事をしている
だから、必然的に
執事になるための学校に
入学させられた。
生まれ持った才能か遺伝子か
定かではないけど、
俺は執事としての成績が優秀で
13歳のころから ここの令嬢に
仕えてたりする、

執事界では、ちょっとした有名人だったり。

だけど、


そんなの表の顔で、実際……




って、こんな紹介してる暇ない。


お嬢様起こさないと。


綺麗にクリーニングされた
スーツに身を包みお嬢様の部屋へ向かう。