「それは、あんただから。」

・・・。
そう。
“あんた”というのはもちろん
幸樹。

「意味わかんねぇよ!!」

「意味わかんなくて、すいません。」

もぅ、ごたごたうるさいからしょーがなく謝った。

******************

「こーき!?」

「こーきじゃん!!」

「チッッ・・。」

なにこいつ・・・。
“チッッ”とか舌打ちなんかしちゃって。
それより、こいつら・・・

「だれ??」

コソッとアイツに聞く・・・。

「幼なじみ。あのチャラッとしてる男が、紀伊野 優雅。
 そんでそのとなりにいんのが 緒口 美稀菜。」

「へぇ~・・・。どっかの誰かさんと違って、まともな名前。」

「だから・・。親に謝れって言ってんの!!」

急に幸樹の声のボリュームが大きくなった。
ったく・・・。

「うるさい!!急に大きい声出さないで!!」

この口げんかを聞いて2人が駆け寄ってきた。

「何々!?!?」

「まさか・・・。」

「幸樹の彼女!?」

「っん。そのとお「ちがいます!!」

・・・。
何故に今みとめようとした!?!?
誰が、あなたさんの彼女になった!?!?

「なーんだ。」

「つまんねぇ~の」

いやいやいや。
つまんないも何もないでしょ!!
この人達は・・・・。

「あいつら・・・。」

「っっ!!!」

急に耳元でささやいた。