「女の人数・・・。」

はぃぃぃぃぃぃぃぃ!?!?
いっ・・・今なんと!?
私1人!?
誰か入れよっ!!

「男子は!?男子は何人いんの?」

「1年生だけで、150人位・・・。」

なぬっ!!
ってゆうか・・・

「あんたの名前何?」

「・・・小野寺 幸樹」

「・・・幸樹。何かよくありそーな名前。」

「はぁ~!?」

「お前、俺の両親に謝れ!!」

!!!
うるさい!うるさい!うるさ~い!!


「・・・・・・・最悪。」

「何が!?」

「こんなBK&AHと一緒なんて・・・。」

「意味不明!!」

「意味不明はお前。」

もぉ話になんない。

「同じクラス・・・。」

ボソッと幸樹が吐いた。
でも、地獄耳な私にははっきり聞こえていた。

「なんだとぉ~!!」

「もぅマジで最悪。」

あのさぁ・・・。

「それ、コッチのセリフ。」

何なの!?
さっきから、BK(バカ)&AH(アホ)だの!!
はじめましての女の子に言う言葉!?
誰がお前と
一緒が良いなんて思うものか!!

こいつの事を少しでも
“カッコいい”ったウチが馬鹿だった・・・。