「盛り上がっている所を悪いが」
睨み合う宜虎、骸南、こはくの三人に、龍娘が声をかける。
「トーナメントに参加するのならば名簿に記載してくれ。この名簿…ん?」
机に置いてあった名簿を手に取ろうとして、龍娘はいつの間にか名簿がなくなっている事に気づく。
視線を彷徨わせると。
「探しているのはコイツか…?」
気配も感じさせず、一人の黒装束の男子生徒が名簿を龍娘の脇に置いた。
「!?」
驚愕する龍娘、そして龍太郎達。
これだけの手練が揃う中、誰一人として気づかせずに接近しているとは。
「隠形(おんぎょう)はいささか自信があるのでな」
銀髪に赤い瞳。
目立つ容姿でありながら、朱崎 茜(しゅざき あかね)の隠密としての実力は本物だった。
睨み合う宜虎、骸南、こはくの三人に、龍娘が声をかける。
「トーナメントに参加するのならば名簿に記載してくれ。この名簿…ん?」
机に置いてあった名簿を手に取ろうとして、龍娘はいつの間にか名簿がなくなっている事に気づく。
視線を彷徨わせると。
「探しているのはコイツか…?」
気配も感じさせず、一人の黒装束の男子生徒が名簿を龍娘の脇に置いた。
「!?」
驚愕する龍娘、そして龍太郎達。
これだけの手練が揃う中、誰一人として気づかせずに接近しているとは。
「隠形(おんぎょう)はいささか自信があるのでな」
銀髪に赤い瞳。
目立つ容姿でありながら、朱崎 茜(しゅざき あかね)の隠密としての実力は本物だった。


