試合開始。
と同時に。
「…………」
両者は一定の距離を置いたまま、動きを止める。
それまでの二試合とは違い、動きがない。
しかし。
「何てぇ緊迫感だ…」
客席の龍太郎が息を呑む。
見る者が見れば分かる。
苺愛とストロマ、二人は既に『戦っていた』。
若干腰を落とし、両手を開いたまま、相手を見据える。
「早撃ちの構えだな」
しまじろうが呟く。
「まさかこんな試合で、こんな西部劇の決闘みたいな場面が見れるなんて…」
ロシア娘も表情を強張らせる。
苺愛とストロマ。
拳銃と試験管。
果たして先に火を噴くのはどちらか…。
と同時に。
「…………」
両者は一定の距離を置いたまま、動きを止める。
それまでの二試合とは違い、動きがない。
しかし。
「何てぇ緊迫感だ…」
客席の龍太郎が息を呑む。
見る者が見れば分かる。
苺愛とストロマ、二人は既に『戦っていた』。
若干腰を落とし、両手を開いたまま、相手を見据える。
「早撃ちの構えだな」
しまじろうが呟く。
「まさかこんな試合で、こんな西部劇の決闘みたいな場面が見れるなんて…」
ロシア娘も表情を強張らせる。
苺愛とストロマ。
拳銃と試験管。
果たして先に火を噴くのはどちらか…。


