天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅡ

「あー…いいか？」

どちらも自己主張の激しいキャラだ。

やりづらそうにしながら龍娘か言う。

「栗花落もストロマも、非常に危険な得物だ。下手をすれば客席にまで被害が及ぶ可能性もある」

「Ja（ドイツ語での返事）」

「なので攻撃には配慮するように」

「Oui（フランス語での返事）」

「特に栗花落は実弾を使うのだから、流れ弾に気をつけろ」

「Sì（イタリア語での返事）」

「場合によっては攻撃を中断する事もあるので覚えておくように」

「是（中国語での返事）」

「栗花落、返事を統一せんか！キャラがバラついて落ち着いて話が出来ん！」

思わずまくし立てる龍娘。

その隣のストロマにも。

「お前もチラチラカメラ目線するな！説明聞いているのかっ？」

スパーン！と平手で後頭部を引っ叩いた。