天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅡ

ゆっくりと歩を進める舞白。

対するこはくも、静かに歩む。

警戒も、躊躇も見せぬままリング中央へと歩み出て、対峙する二人。

向き合ったまま、こはくは黄昏を、舞白は大鎌を。

互いの得物の切っ先を交差させた後。

「っっっっっ!」

ビリビリと、衝撃が客席にまで伝わる!

足を止めての激しい打ち合い!

両者の間で火花が散り、刃のぶつかる音が鼓膜を震わせる。

戦い慣れた者でさえ、ともすれば刃の軌道を見失ってしまうような高速の撃剣。

拮抗した速さと力。

いつ果てるともなく、鋭利な刃での対話は続いた。