天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅡ

「わかった?雪菜ちゃん」

静かに告げる舞白。

「丹下君が今、どんな心境でこの試合を見ているか分かる?自分のせいで死神と戦う羽目になってしまった友人が、プレッシャーで棄権する事すらできずに戦っている…どれだけ自分を責めていると思う…?」

「っっっ…」

唇を噛む雪菜。

舞白の言い分は分かる。

そしてきっと、それが真実だ。

龍太郎は、雪菜が傷を負ってまで戦う事など望んでいない。

雪菜の力量では、舞白に勝てない事だってわかっている。

でも…でも…!