検査はすぐに始まった…緊張と言うよりも…不安感でアタシが支配されてしまいそう…。









1時間くらいで4つの検査をした。





結果を待ってる間も想像を絶するくらいの不安感…いくら大丈夫と言われても……消えることのない不安…体が無意識に震える…。





恋弥がアタシの手を何も言わずただ握っていてくれている…。














主治医になる医者に呼ばれ…結果を聞く。






恋弥は何も言わずアタシについてくる…一緒に結果を受け止めてくれるみたい……。







『まず…これからも2年に1回はこういう検査が必要だよ?…ちゃんと忘れないようにしてください。』



愛「はい…。」



『不動脈が続いたのは疲労のせいでしょう。自分でも気付かずにいつの間にか疲労が溜まっていたんだと思います…。特に心配はいらないでしょう。』



愛「良かった…。」




『愛羅さんの質問の1つ…子供を産むにあたっても今のところ何も問題はないでしょう…ただ、体力が心配だったんです。心臓にも負担はかかります。なので体力がなければ難しい…が、愛羅さんは大丈夫です。』




愛「……はぁ…安心した。」



恋「良かったな…。」



恋弥も安心している顔になった。




『ただし…今後何か大きな手術をする事になった時は厳しいことになるでしょう…。愛羅さんの場合…普通の人と比べて血を綺麗にする機能が思うように働いていません…。なので…大量の血を流すことは危険です。……それ以外は今まで通り普通に暮らしていて問題ありません。』




愛「ありがとうございました…。」












恋弥と共に病院を後にした。






愛「良かった…何もなくて。」




恋「ぁあ…。」




愛「血を大量に流すなんて事まずありえないしね☆」




恋「だな。俺が守ってやるしな。」



愛「スッキリしたとこで…飛牙に行ってみんなにも報告しますかー!!」



恋「フッ(笑)早く乗れよ、」



愛「うん!!」











アタシ達は安心して飛牙に向かった。




何もなく済んで肩の荷が下りた気分。