また、タバコ吸っている。
ユリナがいる方に近づくと、気づいたのか吸っていたタバコを、地面にこすりつけています。
「・・・待った?」
表情を伺うように聞きました。
ユリナって、常に冷めてるから怒っているのか普通なのか正直分かりません。
「そんな待ってない」
「あ、そっか」
今日も一段と、冷たい彼女はやはり喜怒哀楽が分かりません。
知り合って少しだからかもしれないけど・・・
知り合って月日が経てば、本当に分かるものなのかも分かりません。
「・・・・」
「行こ」
会話が続きません。
そりゃあ、そうでしょう?
お互いのことを、知らな過ぎるんだから話すこともないし。
私は、ユリナのこと嫌いじゃないしもっと知りたいと思うけどーーーー
彼女がどう思ってるのか、分からないからどうしようもなかったです。
けど、“行こ”っと言ったユリナに付いて行くしかありませでした。
どこに行くのか分からないまま、先を歩くユリナに付いて行きました。
本当にユリナは、私といて楽しいのかな?
会話もないような、相手より元旦の日に会ったような怖い人達よいるほうが、絶対いいのに。
複雑な心境で、ただユリナに付いて行きました。


