冬休みがもう終わろうとしていた時でした。
その日も特にすることがなく、家でTVを見たり・・・ゴロゴロしていました。
♪~~♪~~♪
テーブルの上に置いてある、携帯が鳴ります。メールの音ではなく、電話の音なので急いで出ました。
「もしもし?」
「あー、あたし」
「ふぇ?あたしって・・誰ですか?」
いきなりあたしって言うんさから、新種の詐欺かなんか・・・?
「は!?あたしだけど。ユリナ」
電話の向こうで、少しキレ気味に話している声ーーーーーー
言われてみればユリナでした。
「え!?ユリナ?いきなりどうしたの?」
「いきなりでもないけど」
「え!?いきなりだよ・・・・?」
「元はと言えば、あんたが電話して来ないんでしょ」
ユリナは、元旦みたいに酔っていなく・・・いつもみたいに、冷めた言い方です。
「え?電話する約束したっ?」


