「うん、知ってる」
「は?意味分からないんだけど?」
少し困った顔をしているユリナが、面白い。
まぁ、当たり前だよね。いきなりそんな事言われたんだし・・。
「・・・フフ、私も今神社に居るの」
「ふーん、もしかして何処かであたしの事見てるの?」
私が近くに居ることにそこまで、驚かなかったユリナ。
それに、近くで見てることもバレテしまった。
「うん、お参りするのに並んでる。」
私が言うと、ユリナは辺りをきょろきょろと見まわしてすぐに、ユリナを見ている私と視線が合った。
「何で電話なの?来ればいいじゃん」
「・・・うん、でも何か近づきづらい」
「え?・・・あぁ、さすがに新年早々奢らせたりしないから」
こっちを見るユリナが笑ったような気がしました。
初めて、笑った顔を見たかもしれない・・。
綺麗な顔してるんだなぁ・・・・・
「そうゆうことじゃなく、集団に近づきづらいよ?」
「・・・あぁ、大丈夫じゃね?ちょっと酔っぱらってるけど、良い人たちだから・・・あたしに用があんでしょ?おいでよ」


