先輩 ~二歳年上のアナタへ~




「でも!」、と言った私の言葉を遮るようにして、大喜は言った。



「俺だって、本当は芽衣と付き合いたいんだ。

でも俺達はまだ小学生、ガキだろ?これから、芽衣にも俺にも、色んな出会いが待ってる。
辛いことだってある。


だから…、芽衣には中学で好きな人を見つけてほしい……。俺も見つけるからさ」



涙が出るのをグッと我慢した。



「……わかった?」


さっきよりも、ずっと優しい声で、大喜は言った。


私は静かに頷いた。



「よし!だけどな、これだけは言っとく」

「何?」


「俺は…芽衣のことが好きだ。でも、これからはお互い新しい恋に向かって頑張ろーぜ」


「うん!」