ある日の夜だった。

あたしは自分の部屋でベットに寝っ転がってボーッとしていた。
もういくら考えても無駄なんじゃないかと思ってしまう程、あたしの気持ちは何時の間にかこんなにも大きくなってたんだ。。。

気づいたら、時計は12:00を回っている。

「寝なきゃ、、、」

あたしは、喉が渇いたから階段を降りた。

「、、、、でも流石にあいつらだって!」
「それはそうだが、、、」

、、、?
階段を降りると、半分だけ開いたドアから暗い階段に光が漏れていた。
恭ちゃんとお父さんとお母さんがダイニングで話している声が聞こえた。

「でも!あいつらとは、血は繋がってなくても家族なことには変わりねーんだろ?だったら本当のこと言おうぜ。」
「そうね、、、」

、、、え?
、、、何の話?

血が繋がってないって、、、、

あたしは、まだはっきり話を理解できてなくて、何の話しかもわからないのにそこから動けなかった。

「勇羽と美羽には本当のことを話そう、、、」

お父さんがそう言った瞬間、あたしは3人のいる部屋に飛び込んでいた。

「それ、、、どういうこと?」

3人は驚いた顔をして、あたしを見つめていた。

「美羽、勇羽をよんできなさい。」

お父さんが真面目な顔で、ただそれだけ言い返した。
そのただならぬ空気が怖くて、あたしは頭が真っ白のまま勇羽を呼びにいった。

「勇羽、起きてるでしょ?」

あたしはドアを開けた。

「どした?」
「お父さん達が、よんでる」