ウサキ


幸せすぎる。


「な、お前家に居なかったけど、どこにいた?」



「真太郎さん家でお世話になってました。」




「ったく。
もう逃げらんないかんな。」



ポンっと渡された鍵。



見たことないけど…



「なんの鍵?」


「帰んぞっ。新しい我が家に。」



「新しい我が家?」



「もう公表しちゃったし、こそこそ暮らす必要ねーし、マンション借りた。」



「マンション…って
真太郎さんに許可は?」



「とってねえ。
まあなんとかなるだろ。

俺様と一緒に暮らしてくれないか?」




「暮らす!
全く強引なんだから。」




「そうか?
しっかし明日は美鈴さんに説教くらうな~面倒っちい~」




「私もだよ。バカ詩音…」




この後…私達は
マスコミに囲まれ、


次の日の週刊誌、ワイドショー


を騒がせた。




そしてお互いの社長に



こっぴどく叱られた。