詩音

クリスマスの音楽番組の生。


まさかアイツが司会とは…


なんか気分悪いっ

でもウサキが待ってる!!

早くコスプレさせるんだ♪

ムフフ

「詩音…久しぶりね。」


「お前何勝手に入ってんだよ…」



「いいじゃない。挨拶くらい。」



「俺急いでんだよ。じゃ…」



「待って!!
私このあと暇なのよ。食事でもどう?」



上目遣い…


猫なで声…


俺はこんなやつに惚れたのか…



笑っちゃうぜ…



「悪いが先客いるんだわ…
それと馴れ馴れしく近づくな…」



捨て台詞かまして


急いで楽屋を後にした。



「礼斗、後頼んだ。
厄介なのがいる…」



「はいよ~。ったく面倒だな。」



「頼むよ。親友!」



もうアイツには関わりたくねえんだよ。




過去はもう振り返りたくねーの。






この日がきっかけで
まさかあんな事になるとは…




この時は考えもしなかった