お父さんは狂ったように窓のガラスを全部割っていった。




「はははは!!っははは……。」



笑った顔から急に真顔になったお父さん。



「……こんな家、壊れてしまえばいいんだ」



そう言うとお父さんは私の横を通り越し家を出て行った。





私はただ立ち尽くすしかなかった





あまりに突然で頭が真っ白になる。






お母さんは放心状態で体が小刻みに震えていた




先生は俯いていて表情が分からない…。





…私、どうしたらいいの?






いろんな疑問が頭を埋め尽くし、ガラスが飛び散ったリビングは無限の沈黙に包まれた…