「おい城山」

そんな不安MAXの小夜に、龍娘はそれとなく釘を刺す。

「言っておくが、修行の場に顔を出してみようなどと思うなよ?鍛錬の場に惚れたはれたは邪魔なだけだ。お前も真に丹下の事を想うならば、奴が修行を終えて帰ってくるのを信じて待っていてやれ…尤も…」

意地悪く笑う龍娘。

「もう生きて帰っては来ないかもしれんがな…」