えなちゃん。





いきなり

ほかの人達より頭一つ分私は飛び出した。





「えなは本当にチビだなぁ。はは。」

と笑いながら類が私を後ろから抱き抱えていたからだった。








「類。ありがと!!」






普通なら恥ずかしがって「降ろして」と
いうところかもしれないけど....




正直わたしたちの間では、こんなのは当たり前の事だった。









ようやくクラス発表の紙が見えた私は、
A組から順に自分の名前を探した。