いつもは6畳で親子3人で寝るのだけどその夜は
私が8畳でねて!
と洋を入れなかったのが午前3時ごろ洋は入ってきて
「倫子(りんこ)のことが好きになった。しおりの人生狂わせた」
とドラマのようなせりふをささやいて
洋は朝5時には出勤してしまった。
みのりは私たちのひそひそ話がうるさくて眠れなかったと学校を欠席した。
もちろん私が定時に学校に連絡し無断欠席はしなかった。
そして洋が出かけてから朝7時まで待とうかと思ったが
やはり待てず朝5時に隣の市の新海家、洋が両親に大金出して洋の知人の不動産屋から買った家に電話した。
「あら、しおりさん?どうしたのこんなに早く?洋は?」
姑サザエの声がした。
「さあ、会社にいったんだか彼女のところにいったんだか」
「え?」
「洋さん、彼女がいるんです」
「何ですって!そんなこと人の道に外れてるもの!絶対にしおりさんと観ッちゃんは捨てさせないから!守るから!法律ではあなたのほうが強いはずよ!」
「はい」
私は珍しくきっぱりとした姑の言葉に少し安堵して受話器を置いた。
私が8畳でねて!
と洋を入れなかったのが午前3時ごろ洋は入ってきて
「倫子(りんこ)のことが好きになった。しおりの人生狂わせた」
とドラマのようなせりふをささやいて
洋は朝5時には出勤してしまった。
みのりは私たちのひそひそ話がうるさくて眠れなかったと学校を欠席した。
もちろん私が定時に学校に連絡し無断欠席はしなかった。
そして洋が出かけてから朝7時まで待とうかと思ったが
やはり待てず朝5時に隣の市の新海家、洋が両親に大金出して洋の知人の不動産屋から買った家に電話した。
「あら、しおりさん?どうしたのこんなに早く?洋は?」
姑サザエの声がした。
「さあ、会社にいったんだか彼女のところにいったんだか」
「え?」
「洋さん、彼女がいるんです」
「何ですって!そんなこと人の道に外れてるもの!絶対にしおりさんと観ッちゃんは捨てさせないから!守るから!法律ではあなたのほうが強いはずよ!」
「はい」
私は珍しくきっぱりとした姑の言葉に少し安堵して受話器を置いた。


