「れんれんはー、頭いいから分かんないんだよ~」


奈々ちゃんが頬を膨らませる


純粋に可愛い奈々ちゃん


あたしの癒し…!!


「じゃ、私が教えてあげる」


「ホント!?やったぁ~」


こうして普通の高校生活を満喫しております


これがあたしの思い描いていた理想の学校生活…


「芽瑠」


だったのですが…


「何…?」


クラスのある男子…名前は……久藤…なんとかだったんだけどどーも覚えるのが苦手で…


「課題やった?」


そんなんあたしじゃなくて他の奴に聞けー!!


他愛もない会話をあたしにたいして求めるなー!!


こうしてことある毎に話しかけてくるのはいいがそれ以上をあたしに求めないで欲しい


もうあんな辛い思いしたくないんだから…