奇跡みたいな奇跡

「友恵!!」

友恵は目をそらして
私と目を合わさないように
していた

「なんで・・・友恵」

ドンっ!!

私は強く押されて
机に腰を打ってしまった

「もう、あっちいってよ!」

私は3人の女の子に、睨まれ
自分の席に向かった

もう友恵のいるところには
近づけなくてあのグループ
を見ることしか出来なかった

どうしよう
手の震えが止まらない
手を強く抑えても
止まろうとはしなかった

そんなに友恵は辛かったんだろうか
あの言葉だけですごく悲しませてしまった
んだと初めて分かった

今日は友恵もずっとあのグループ
にはいったままで、ここに来なかったし
私もずっと1人だった