奇跡みたいな奇跡

「離してっ
友恵がくるよ!」

「いじゃねーか、別に」

「よくない!!」

「乃ノ香~??いないの?」

やばいよ、どんどん声が大きく
なってくる・・・・

本当はまだ友恵は聡哉のこと
好きって分かってる
また同じところを見せたくない

また傷付けたくない!!

「なんでよくねぇんだよ
俺はそんぐらい」

「友恵は聡哉のことが好きなの!!」

私は聡哉の言ってる途中
で大きな声で言った

大丈夫かな・・・
友恵に聞こえてないかな?

そう言ったとたん
聡哉は私を聡哉の身から離して
くれた

そして聡哉は手を口にあてて
驚いていた

これでいいんだよね

「もう、チャイムなるから
行くね」

私は友恵のところに向かっていった