奇跡みたいな奇跡

「おいっどこ行ってたんだよ
心配したんだけど?」

聡哉とてっちゃんが近づいてきた

「いいじゃん、二人で女会議
してたんだから」

「なんだよ女会議って」

二人でそうやってじゃれあって
るところがお似合いだな・・・

「ちょっといい?」

てっちゃんが肩を叩いてきた

「うん」

私とてっちゃんはろうかにむかった

「明日、バイトに行ける?」

「うん、いいけどどうして?」

「明日、人手が足りないんだ
芽流も明日からテスト一週間だから
テストまでに手伝えないし」

てっちゃんは申し訳なさそうに
謝っていた

「うん分かったがんばるよ」

それから、てっちゃんはまた
なにか言いたそうだった

「ん?どうした?」

「っあ。ホントゴメンね?
そしてまた新しく新作メニュー
を作りたいんだけどそれにも
協力してほしいんだけど・・・」