奇跡みたいな奇跡

「乃ノ香・・・」

そこにいたのは友恵だった

「友恵っ!!」

友恵はどこかへ走っていってしまった

友恵の方についていく

「はぁーはぁー
友恵・・・・」

そこにたどりついたのは屋上だった

そこに友恵はしゃがみこむ

「うっうっ・・・」

「友恵・・・」

「近づかないで」

私はどうしていいか分からず
その場に立ち止った

「もう諦めたのに・・・
すごくすごく悲しい気持ちになるのっ
なんでだろう・・・」

勝手に足が動いて
友恵の方に歩いてしまってた

「友恵!!」

私は友恵に強く抱き付いた
のとたん友恵は大きな声で
泣きだした

「絶対泣かないって心の中で
ちかったのにぃ~!!」

「もっと泣いていいんだよ・・・
枯れ果てるまで・・・
無理しなくていい
自分を素直にならなくちゃ」


「ありがとうっっ」