「大丈夫なの?」

「うん、ありがと」

昨日のことを話そうと
友恵に電話したけど
なんか言いにくい・・・

「昨日、なんかあった?」

心配そうに言ってくれてる友恵の声
今でも伝わってくる

なんで分かっちゃうんだろう・・・
友恵はすごいな

「えーとね・・・昨日告られたんだ」

「誰から?」

私は唾を飲みこんだ

「聡哉から」

・・・・
返事がない・・・
どーしたんだろう。

「あいつになにもいされてない?」

「え?ううんされてないよ」

ケータイの向こうから安心したような
ため息が聞こえてきた

「じゃあ良かったあいつさ
昨日私に言ってきたんだよね」

「なんて?」

一体なんて言ったんだろう

「俺、乃ノ香が好きすぎて
限界なんだ・・・って」

「そんなこと言ってたの?」

「困っちゃうよね・・・
なんで私に言ってくるんだろうね」

そのとき、分かったんだ・・・
友恵の気持ちが

そうだったんだ・・・
友恵は聡哉のことが好きだったんだね
全然分からなかった