奇跡みたいな奇跡

時計を見ると
8時半を過ぎる頃だった

「ほんとだっ!」

「行こっ」

「うん!」

私達は体育館にもうダッシュ
でむかった

ハァ・・・
ハァ
ハァ

2人は久しぶりに走ったせいか
息が荒くなってた

「ぎりセーフ?」

顔が赤くなった友恵ちゃん
は真剣な表情をして言ってきた

「そうだね」

本当にギリギリだった
もうみんなはパイプイス
に座っていて
あと1分で始まろうとしていた

私はそっとイスに座り
荒れた新しい制服
をととのえた

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