奇跡みたいな奇跡

「ちょっ・・・聡哉!」

聡哉が私の制服を脱がそうとする

聡哉はあの人たちにあやつられてる・・・
私が止めないとっ!!

「聡哉っ!ダメ!そんなことして
どーなんの?!」

聡哉に服を脱がされブラを脱がそうとする
もう辞めてっっ
お願いだから・・・

「ヒック・・・聡哉・・・
しっかりしてよ・・・
聡哉はそんな人じゃなかったのに・・・」

私はとうとう泣いてしまった
どんどん溢れてくる

聡哉があの人のせいで怖くなってしまったこと
聡哉が別人の人みたいに見える

聡哉の動きがピタッと止まった

聡哉は起き上がり制服を
荒く私に渡した

「でてけ・・・」

「え・・・」

「出てけっていってるだろっ!!」

聡哉が今まで以上に見せたことのない
大きな声で私に言ってきた

私は何も声をかけられなくて
制服を着て教室から出た