「え・・・!?」

そんな返事が返ってくるから
驚いてしまった

「俺のことたっちゃんを思って
いいから乃ノ香と付き合いたいんだよ
なんなら、たっちゃんって言ってくれても
かまわないから・・・」

私は持っていたメロンパンを
手から放してしまった

てっちゃんを見ると
てっちゃんは笑顔のまんまだった

「そんな・・・いい、の?」

私はそっとてっちゃんをまた見た

てっちゃんはうなずいてくれた

そんな・・・夢だ・・・
たっちゃんがまた戻ってきてくれたみたいだった

私はクローバーのネックレスを触った
このネックレスのおかげかな・・・

そう思っているうちに私はてっちゃんの
腕の中に包まれていた

「俺・・・お前を一目見たとき
運命の人だって、初めて思ったんだ・・・
乃ノ香を見ているとどんどん俺の中に
乃ノ香が入ってきて
本当にこれが恋だと気付いた」

てっちゃんがだんだんと強く
私を包み込んでいく