こまらせるものじゃない・・・

私の心がいっきに明るくなった気がする

「1人で悩みすぎでみんなを
困らせてるんだよ。
人って字は棒と棒で支え合って
人って字が生まれてるんだよ
だから、支え合うからこそ
人が誕生するんだよ」

ささえあう・・・

「でも・・・私・・・
その子のためにって言い訳
しちゃって・・・」

「言い訳ってね・・・
何かをごまかすために使う
言葉って言う人がたくさんいると思うけどね
私はその人に思ってほしいための第1段階って
思ってるな」

だいいちだんかい・・・

「なんで・・・紀子さんはそう
思えるんですか?」

そう言うと紀子さんはコクンとうなずいて
また口を開けだした


「まぁ私もあったんだけどね
中学生時代はいわゆる子どな時代って
いって大人でもなく子供でもない
思春期にはいるんだけど
そのとき、たくさん悩む時で
親に暴力をふるったり暴言を
吐いたりするときがあるんだけど
その行動が全部言い訳なの。」

紀子さんは私の目を見て
話し続ける

「でもその言い訳は親や友達に
何かを伝えたくてやってるんだ
って私は思ってる・・・
だから中学生時代は何かを
伝えていいか分からなくて、することかな。
それによって大人に近づく第1歩って
思ってるんだ」