あなた色に染まりたい





外へ出ると、最近は日が長いとはいえ、このレストランへ入ったときとはうって変わってもう真っ暗で。


決して気持ちいいとは言えないけれど、ないよりはあった方がいい生ぬるい風が露出している肌を程よく撫でた。


そのまま蓮の車に乗り込みシートベルトを締めて顔をあげると、



「んっ」



いつものようにまた蓮からのキスが降ってきた。


いつも同じパターンなのになかなか慣れない。


だけど、蓮とのキスは好き。


蓮を直接感じられるから。


少し長めのキスを交わしたあと、車は走り出した。


これから向かう場所は、蓮のお誕生日にはお決まりの海。


ほんとは昼間行きたかったんだけれど、仕事があるから無理だし、結局夜でもいいから行こうってことになったんだ。