桜、雪、あなた




『…どうしよう』



そんなヨウスケくんの姿を見て
あたしの体温がスーっと引いていく



『やばいぞ…』



…だって



『あたしのこの気持ちはもう…』



だって!!



『 や ば い ! ! 』



あたし、無理だ。



「も、もう1回会えるといいね!その人と」

「…だな!!」

「頑張って!」



…なんて言ったものの
それは本心、なんかじゃない。

手のひらがびっしょりと濡れて
言うことを聞いてくれない。

不自然にならないよう、精一杯に笑顔を作る
今のあたしはニセモノだ。

あたしはヨウスケくんの恋を応援なんて

もう
絶対に

出来ない。


だって
あたし、気付いちゃったから











ヨウスケくんを、

すきなんだって。










あたしの入り込む隙間なんて
1ミリだってないのに、

わかってるのに。

気付かないフリをするなんて
もう、できない



あたし
ヨウスケくんが




すき、なんだ