「おっさんはあたしらがここで食い止める」
「翔子たちは安心してデートに行ってきな」
なんか千夏&朋子がすごく頼もしく見える。
「ありがとう。この恩は一生忘れないから」
「忘れてもいいけど、その代わり」
「その代わり?」
「購買の“焼きそばパン”を1週間あたしにおごってほしいな♪」
「いーなー♪ あたしもおごって♪」
「分かったよ♪ 二人ともおごっちゃう♪」
「ラッキー♪」「ラッキー♪」
千夏&朋子の声がハモッた。
「じゃあ、行くね!」
あたしは王子の手を握ると、その手を引っ張るようにして走り出した!
「お、お、お、お待ちくださいませっ、おじょーさまぁーっ!」


