ブロってますか？

そしたら…名前が健一だったよ！健ﾁｬﾝと同性同名！こんな偶然もあるんだね。何か、その人と健ﾁｬﾝどうしても私の中でイメージ被るんだけどな？その人が健ﾁｬﾝなら毎日一緒に仕事出来るのにな。まだ仕事中かな？』

そして、次のメール

『お返事来ないからまだ仕事中なんだね？遅くまでご苦労様。理恵はお先に寝ます。おやちゅみ～～(^3^)-☆chu!!』


見終わった健一は、メールに気が付かなかった自分に後悔した。直ぐ気付いていれば電話できたかもしれないのにと…
気を取り直し、返信する健一。


『お疲れ様。ごめんね、今まで仕事だったから。そっか同性同名は凄いな！その人と入れ替わりたいよ！そしたら毎日逢えるのにな。明日もがんばだよ。おやすみ。』


メールを送信後考え込む健一。
『人間には分相応って言葉があるもんな。いくら理恵を好きでも…暫くはこのまま別人で通すか。ばれたら怒るだろうな理恵ﾁｬﾝ…ならいっそ理恵ﾁｬﾝとは電波の繋がりだけに留めようか？でも理恵ﾁｬﾝは実際リアルな僕にも会っている訳だし、まして好印象を抱いてるみたいだし…ええぃ考えても始まらない。今のままがお互いにベストなんだよ。もしばれて嫌われたらそれまでだ。』