ブロってますか?

2人共夜更かししたため、何時もより遅く目覚め、健一は朝食も取らず慌てて出勤して行った。

健一を送り出した美沙子は、自分用に紅茶を入れると、リビングのソファーに腰を下ろし、携帯を開く。

『へぇ、昨日のアクセス数が出るんだ。私のブログを見た人は…50人?これって多い?まっ見てくれた人に感謝だわ。コメントも幾つかあるわね。後でコメントくれた人の所行ってみよう。さてと、今日は何書こうかな?どうせ私って誰も知らないから、ちょっとエッチな内容の小説書いてみようかな。』

書き始める美沙子。元々、学生時代から性に関しては奔放な美沙子だったが、夫の健一はその方面は淡泊で、それだけが美沙子の不満だったが、健一は学生時代美沙子が遊んでいた事は知らないから、美沙子からそれを積極的に求める訳にもいかず、日中に1人解消する事も多々あった。

『まるで、自伝的小説ね。学生時代の実体験書いちゃえ。なんか思い出しながら書いてたら、興奮するわね。』

健一は何とか始業時刻に間に合い、ほっと一息ついた。