「わゎ、皆見つけて行っちゃったんだ…僕たちも急がなきゃ!」
「悪いけど、俺はもう見つけた」
「えぇ!!?」
特に探している素振りが無かったリュウから、見つけた発言がありユウは驚いた
リュウの持つ杖を見てみると、小刻みに震えている
「ユウもすぐに見つけられるさ…それじゃ、開け」
ライナの時と同じように何もないところに扉が現れ、開きリュウが入ると消えた
「僕も頑張らないと…えと、扉をイメージして探せば良いのかな…?」
ライナかリュウ…どちらかに、どんなイメージをすれば良いのか聞いておけば良かった…と思ったが、2人ともいないので仕方がない
自分の今ある知識で何をイメージするかを考え、杖をかざし探し始める
「ん~~~」
「ユウ・フィーマ!!」
「へ?」
いきなり…しかも大きな声で名前を呼ばれ、少し驚きながら振り向く
すると、そこにはピンクの髪を靡かせた少女が立っていた
気付けばユウとピンクの少女以外誰もいなかった
「ぇ…っと、どちら様?」
今日転入してきたユウは、少女の名前をはじめ何も知らないので、自然と首を傾げ尋ねることになった
「なっ!?…ふんっ、まぁ転入生だから私(わたくし)のことを知らなくても仕方ありませんわね
名乗って差し上げましょう、私はセリーヌ・アルフィールよ!」
「へぇ~、よろしくね~」
ユウはヘラッと笑い、握手しようと右手を差し出す
パシッ
「ッ!?」
ユウの差し出した手は、思い切り叩き落とされた
ユウは初めての出来事に目を白黒させ、叩き落とされた右手を左手でさする
「よろしくなんてしないわよ!するわけないでしょう!?
私とあなたでは、立ち位置が違いますのよ!
まったく、転入早々リュウ君に構ってもらって!!
図々しいにも程がありますわ!!それに…」
「…(あ~…これは、噂の嫉妬ってやつですか…)」
向こうの世界では、色恋沙汰には無縁だったユウ…というか、まだ自分には早いと思っていた
嫉妬なんて言うことも、誰かが誰かを好きで…でも違う人と仲が良くてそれに嫉妬して嫌がらせしたとか…いわゆる噂でしか知らなかった
自分に無関係だと思っていたのに、ココに来て嫉妬の対象になってしまうとは、予想外だった
でも、知識で知っていたため、意外に冷静に現状を把握できた
「悪いけど、俺はもう見つけた」
「えぇ!!?」
特に探している素振りが無かったリュウから、見つけた発言がありユウは驚いた
リュウの持つ杖を見てみると、小刻みに震えている
「ユウもすぐに見つけられるさ…それじゃ、開け」
ライナの時と同じように何もないところに扉が現れ、開きリュウが入ると消えた
「僕も頑張らないと…えと、扉をイメージして探せば良いのかな…?」
ライナかリュウ…どちらかに、どんなイメージをすれば良いのか聞いておけば良かった…と思ったが、2人ともいないので仕方がない
自分の今ある知識で何をイメージするかを考え、杖をかざし探し始める
「ん~~~」
「ユウ・フィーマ!!」
「へ?」
いきなり…しかも大きな声で名前を呼ばれ、少し驚きながら振り向く
すると、そこにはピンクの髪を靡かせた少女が立っていた
気付けばユウとピンクの少女以外誰もいなかった
「ぇ…っと、どちら様?」
今日転入してきたユウは、少女の名前をはじめ何も知らないので、自然と首を傾げ尋ねることになった
「なっ!?…ふんっ、まぁ転入生だから私(わたくし)のことを知らなくても仕方ありませんわね
名乗って差し上げましょう、私はセリーヌ・アルフィールよ!」
「へぇ~、よろしくね~」
ユウはヘラッと笑い、握手しようと右手を差し出す
パシッ
「ッ!?」
ユウの差し出した手は、思い切り叩き落とされた
ユウは初めての出来事に目を白黒させ、叩き落とされた右手を左手でさする
「よろしくなんてしないわよ!するわけないでしょう!?
私とあなたでは、立ち位置が違いますのよ!
まったく、転入早々リュウ君に構ってもらって!!
図々しいにも程がありますわ!!それに…」
「…(あ~…これは、噂の嫉妬ってやつですか…)」
向こうの世界では、色恋沙汰には無縁だったユウ…というか、まだ自分には早いと思っていた
嫉妬なんて言うことも、誰かが誰かを好きで…でも違う人と仲が良くてそれに嫉妬して嫌がらせしたとか…いわゆる噂でしか知らなかった
自分に無関係だと思っていたのに、ココに来て嫉妬の対象になってしまうとは、予想外だった
でも、知識で知っていたため、意外に冷静に現状を把握できた


