いつの間に……
「しっ、したいわけないでしょ!」
「そう照れんなって。メロンちゃん」
「照れてなんてないですし!大体、部長が“キス禁止”なんて変なこと言うから、」
高見翔の隣で涼しい顔をしている部長になんだか腹が立った。
そもそも、部長が変なこと言うからいけないんじゃない。
「え?俺のせい?」
突然ふられた会話に、きょとんとしている部長。
「そうですよ」
「部室内では禁止だろ」
「言われなくてもしませんし」
「やりそうな奴がいるだろ」
なんて、部長も巻き添いにしていつものように、言い合いをしている時だった。
“ガラガラッ”
勢いよく、地学室の扉が開いた。


