そして私は壁に押さえつけられる
「はっいいきみだな」
もはやボロボロの私
いちよう女の子なんだけどなー
顔も容赦ない
「くたばれ」
「あ……」
晴は腹を蹴ったつもりだろう
しかし晴の足は腹じゃない
下腹部
私は病気あるのを思い出した
そして信じられない激痛
「あぁ……ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
悲痛な叫び
みんなびっくりした表情
「え…演技だろ?」
誰かが言った
「でも演技でここまで?」
なっちゃんは冷や汗をかきながら私を見る
恐らく私は尋常じゃない痛がり方をしたのだろう



