「恋?」 「あ…ぅ……輝…?」 屋上に入ってきたのは輝 泣いている私を見て一旦フリーズしている 「どうした」 私の肩を支え問う いつもより口調が優しい でも私はなかなか口を開けない 今思えば美姫は私が優のことを好きだって知っていたからあんなふうに言ったんだね 酷いよ 立ち向かうって決めたのに早速くじけそう 「輝…」 言わなきゃ 「優が……媛ちゃんと付き合ってるって……」 嗚咽を漏らしながら私はとぎれとぎれに輝に話す